mijaxブログ

大学生の映画や趣味を綴っていきます

2020年上半期映画まとめ

久しぶりの投稿です。

 

なんかボケーっとすぎしてたらいつの間にか半年終わっちゃいましたね。どうも。大学院の研究がカタツムリ並みのスピードでしか進んでいないミジャックスです。最近は夏季インターンの申し込みが始まり嫌でも就職を意識させられています。

 

今回はタイトル通り今年観た映画を簡単に点数つけていこうかなと思います。本当は個別に記事書きたいやつもあるんですけど、とりあえず半年間の総括ってことで。タイトルの右の数字は10点満点でつけた評価です。ではいきます。

 

1.ヤクザと家族 9/10

 

2.花束みたいな恋をした 9/10

 

3.すばらしき世界 8/10

 

4.ファスートラブ 5/10

 

5.太陽は動かない 6/10

 

6.シンエヴァンゲリオン劇場版 10/10

 

7.ブレイブー群青戦記ー 6/10

 

8.まともじゃないのは君も一緒 9/10

 

9.モンスターハンター 4/10

 

10.ノマドランド 3/10

 

11.21ブリッジ 6/10

 

12.砕け散るところを見せてあげる 7/10

 

13.名探偵コナン 緋色の弾丸 3/10

 

14.るろうに剣心 最終章 THE Final 7/10

 

15.ジェントルメン 8/10

 

16.ファーザー 7/10

 

17.Fate/Grand Order 後編 3/10

 

18.HOKUSAI 5/10

 

19.るろうに剣心 最終章 THE Beginning 7/10

 

20.映画大好きポンポさん 10/10

 

21.機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 8/10

 

22.キャラクター 6/10

 

23.Mr.ノーバディ 5/10

 

24.ザ・ファブル 殺さない殺し屋 7/10

 

25.ゴジラvsコング 9/10

 

いやぁ結構観てるなあ。実はこれほとんど平日に映画館に行ってるんですよね。研究室は行くも行かない自由なんで実は学部時代よりかなり自由に時間がとれるんです。(まぁ後で泣くのは自分だけど…)

 

で、こんな感じの映画を観た感想なんですけど、今年は邦画がおもしろい!!

 

今年最初に観たえいが3本、ヤクザと家族、花束みたいな恋をした、すばらしき世界。ぜーーーんぶメチャクチャおもしろかったです!僕の映画のおもしろさを測る上での基準として、自分がどれだけ物語に没入できるか、夢中になれるか、というのがありまして。この3本、どれも画面にくぎ付けになりながらエンドロールまで行っちゃいました。映画っていうのは自分じゃない誰かの人生を追体験しているようなものだと思うので、物語にのめりこめるっていうのは映画を鑑賞する中で一番ベストな状態なんですよきっと。やっぱり映画ってこうでなくっちゃ。でも反動として見終わった後にどっと疲れますよね、登場人物とかに感情移入しているととくに。はぁ~~~俺も花束みたいな恋がしてぇ…………。

 

他にも

まともじゃないのは君も一緒

砕け散るところを見せてあげる

るろうに剣心

ザ・ファブル

 

この辺りもすごいいい映画でした。るろうに剣心の世界レベルのアクションはもちろん、砕け散るところを見せてあげるの独特な雰囲気とか、まともじゃないのは~の素っ頓狂だけど笑える会話劇だったり心にささるセリフだったたり。いい所もりだくさんです。ファブルなんか物語構成がすごい上手かったと思います。あえて最強であるファブルの活躍を一番盛り上がるマンションでの戦闘シーンまで温存しておく。敵への嫌悪感や少女のバックボーンなんかもあいまって個人的にすごくいいタメでした。上映中の心中は「ファブル~~~!!はやくきてくれ~~!!」でしたね。

 

惜しい映画としては太陽は沈まない。ストーリーや展開はぐちゃぐちゃに散らかっていましたが、壮大なスケール感にはすごいわくわくさせられました。邦画もこれだけやれるんだぜっていうのを見せつけられましたね。あと女スパイ役の女優さんが美人過ぎて惚れました。幼いころは不二子のいちいち騙されるルパンにイライラしてたけど、今ならその気持ちがわかる。ルパン。ようやく俺も、お前の気持ちが分かってきたよ…。

 

本当に今年の邦画は良作がたくさんで素晴らしいです。そして、これより上を行く10点満点だった2作は、両方ともアニメでした。

 

シン・エヴァンゲリオン劇場版

 

これはもう語るまでもないと思います。四半世紀続いてきたエヴァシリーズの完結作。親と子の確執への決着。現実へと繋がる暖かいエンドロール。観終わった後、心にぽっかりと穴が開いたような、そんな喪失感が数日間残りました。特に印象に残ったのはゲンドウの独白シーンですね。ゲンドウが隔てていた心の壁、他者を拒絶する理由。初めて彼の本心というものを知ると共にひどく普遍的な、他人が怖い、という彼が抱く恐れに深く共感してしまいました。そして、アスカ。僕はシンジとアスカに幸せになって欲しい派だったので、序盤のケンケン家のシーンはかなり、というか暫く思考停止するくらいにはでかいダメージもらいました………。物語の中でアスカとケンスケがどういう関係なのかは明かされなかったのですが、それを抜きにしてもシンジとアスカは年齢的にも14歳と28歳だし、現実的に考えれば恋愛関係になるというのは難しいのかもしれません。それでもシンジを思いやるアスカの態度が節々に現れていて、アスカの優しさを感じると共に、シンジ君視点の僕からしたらなんだかんで世話焼いてくれるアスカしゅき!ってなっちゃいますね。加えて終盤の砂浜でのシーン。旧劇場版のラストシーンのような場所で、エヴァの呪縛がとけたアスカと、悟りを開いたシンジさんが想いを打ち明けるあのシーン。君たち両想いだったんだ………。悲しいものでその後すぐに離れてしまう二人、でも思春期ってそうですよね。初恋がずっと続くことなんてごく稀です。でもきっと二人の心の大切な場所には、好きだった人との思い出が大切にしまってあるんだと思います。

 

いやぁエヴァはやばい。筆が止まらなくなるからここまでにしておこう。今までに、ここまで感情を揺り動かされた映画は多分これ一本だけです。僕はエヴァ直撃世代でもなく、中学生のときに金曜ロードショーエヴァを知った身ですが、それでもここまでエヴァの世界にのめりこんでしまうというのは、やはり作品のもつエネルギーが他とは一線を画しているんでしょうね。心揺さぶられるすごい作品でした。ありがとうエヴァンゲリオン

 

 

 

映画大好きポンポさん

 

これもヤバイ。間違いなくヤバイ。ちょっと気になってるけどまだ見てない人がいるなら今すぐ映画館に行ったほうがいい。そのくらいおすすめの一作です。

 

映画以外になにもない少年ジーンが敏腕プロデューサーポンポさんに導かれ、初監督として映画製作に取り組んでいく、というのが大まかなあらすじ。この作品、アニメーションが綺麗とか、カットの切り替わり方が多彩とか、拝啓が細かく美麗に書き込まれているとか。そう言った目で楽しむ要素も勿論素晴らしいのだが、僕が思うに本作の真骨頂はそこではなく、中身。物語の展開とストーリー、終盤で畳みかける挿入歌と怒涛の編集シーン、そしてキャラクターから発せられる数々の名言の中に魅力が詰まっていると思います。

 

これも思い切り書くと長くなっちゃうので少しだけ。どのシーンも素晴らしかったですが、中でもジーン君の狂気的なまでの映画に対する執着にはかなり引き込まれました。自分には映画しかない。映画を撮るか死ぬか。なら死ぬ気で映画を作ってやる。彼の並みならぬ情熱に、正直僕は羨ましさすら感じました。全てを捨ててでも作りたい映画がある。それを届けたい相手がいる。その相手は何かに躓いている大人であったり、悲しみに暮れている子供であったり、過去の自分であったり。そして、映画館でよく見かけていた名も知れぬ女の子のためであったり。あまりにも真っすぐすぎる彼の思いは創作者、または僕のようにかつて創作者になりたかった人達に、訴えかけるようなものを感じました。最初はポンポさんに引っ張られて成長していく巻き込まれ系一般人キャラかと思っていたのに、随分ドでかい想いを内に秘めていたんだな…………ジーン君。劇中の映画と、彼の人生がシンクロしているかのような描写も編集シーンが相まってとてもGOOD。

 

あとは映画オリジナルキャラクターのアラン君。彼にもすごく共感してしまいました。先ほども言ったように僕は創作者、漫画家や小説家に憧れていたものの、早々に無理だと諦めたので、どちらかというとジーン君より、アラン寄りの人間です。ていうか多分、ジーン君側の人間ってごく少数で、ほとんどの人がアランに共感できるんじゃないかな、そう考えると、観客に身近な視点のキャラクターって意味ではいいオリジナルキャラだと思います。まぁそのアランから観て、学生時代は地味で暗そうなジーンが映画製作に必死で、でも楽しそうに打ち込んでいる。一方自分は、楽しい学生生活送っていたけど特にやりたいことはなく、いい会社に入ったものの日々をぼんやりと過ごしている。だからこそ、学生時代は気にも留めなかったジーンがすごく輝いて見える。そのアランの気持ちが凄くわかります。現実でもなにか打ち込んでいる人って素晴らしいんですよ。ジーンの特異性とアランのキャラの高い共感力が映画製作という物語にいいスパイスをだしているなと感じました。融資会議のところはちょっとご都合主義感あったけどね…………。

 

まだまだ書きたいですけど、分量が多くなりそうだし、この思いをまとめられるほどの語彙力がない気もするのでここらへんで自制しておきます。ポンポさん観てない人は、まじでおすすめです。なにかを創ろうとしたことがある人や、そういう人をうらやましいと思う人には必ず刺さる部分があると思います。

 

上半期の映画はこんな感じでしたね。なんか例年よりも名作が多い気がします。またいい映画をみたらここで感想を書こうかな。それじゃあまた!